「何でも楽しいという人」は東大に多いと思う

はてな匿名ダイアリーから。

受験勉強が楽しいという友人がいた。

「数学と現代文はパズルだし、物理や化学や生物や地学なんてさ、物体や宇宙や、物体の動きとか、そんな宇宙の根本的なところの話で普通に知ることが楽しいし、倫理なんかも人間の根本的なことだから楽しいし役立つし、しかも過去の超天才、超有名人たちのエッセンスだけピックアップして体系化して知れるんだから倫理なんてマジで超お得じゃん!現代社会とか政経なんて普通に新聞読む時とか実生活に即役立つし、歴史なんて、俺らと同じ人間の今までのビッグニュースを集めたもんだし、しかもなんせ歴史はマジで起こった事なんだぜ、楽しいよ。理科も、架空の事じゃなくてマジで今のここにある物体の仕組みの事で、リアルありまくり。全部即役に立つじゃん。楽しいじゃん。古文も、日本に文字とか文章とかの文化が生まれてから今までの超有名作がピックアップされててマジ便利。楽しい。漢文もそうだよ。だから勉強って超楽しいよ。ついつい夜までやっちゃうんだ。やめようと思ってもなかなか「あとちょっと」とかいってやめらんなくてさー」

大体奴はそんなようなことを言っていて、周りの皆は「理解できねえ」と苦笑いしていた。俺も含めてだ。
そして奴は、東大へ行った。

何でも楽しいという友人

こういう人は東大に多いんじゃかな。東大生というと、高校生活の全てを勉強に費やしてきたやつらというイメージがあるような気がするけど、そんなことはなくて、部活にしても行事にしてもいろいろ取り組んで、勉強もそれなりに頑張って、東大に来ましたという人が多い。たぶん、手を抜くのが嫌いで、ともかく何にでも全力で取り組むし、要領もいいから、何かを覚えるのも早い。

はてなブックマークのコメントでは、こういう力のことを「才能」って言っている人が多いんだけど、僕は周りからの影響されたり、自分で意識することで身につくものだと思う。僕自身も東大に入ってから、アクティブな人に影響されてきた。それで、いろんなことに興味を持って、首を突っ込んでみると、すごく自分の世界が広がって、人生楽しめているという感覚がある。そういういい影響を与えてくれる人がたくさんいる環境に身をおくことができているのは、とても幸せだなと感じる。

逆に、こういう人は就職活動とかで悩むのかもしれない。いろいろなことに興味がありすぎて、選べないってタイプ。学生時代はどれだけ多方面に手を出しても何とかなるかもしれないけど、就職するとか、研究分野を絞っていくとか言ったときに自分の可能性が狭まっていくような気がして、すごく苦しい。体は一つしかないから、どこかで選択と集中しないといけないんだけどね。


あと、一番、共感できたのはこの部分。

「一番楽しくないのは、楽しくないって思って、ダラダラやることだよ。それは全然面白くなんない。つまんないとか嫌なことは、つまんないとか嫌だって思って嫌そうにやると嫌なままだけど、開き直って、おっしゃ、やってやるって、目標立ててやると、結構面白いよ」

何でも楽しいという友人

何の仕事をするにしても、こういう気持ちはすごく重要だと思う。仕事は、楽しもうとしている人とこなそうとしている人がいると思うんだけど、前者の方が絶対楽しいし、効率もあがる。これは常に心がけていきたいな。