東大にはいろいろなマンホールがある

スタッフとして関わっているUT-Life*1で、自分が書いた記事が公開されたので、ちょっと紹介。各キャンパスを駆けずり回って、ひたすらマンホールの写真を撮って、まとめたものだが、なかなかの自信作。東大のマンホールについて、ここまでまとまったものは他にはないと思う。

東大のマンホール - 知っているようで知らない東大のハナシ - 東大ガイド - UT-Life

単にマンホールとは言っても、そこには「帝大」、「東京帝國大學」、「一郄」など、いつの時代だ!とツッコミたくなるようなものも存在していて、東大の歴史を垣間見ることができる。

  

東京大学は、1886年帝国大学令により帝国大学と改称され、1897年には、京都帝国大学の設立に伴い東京帝国大学と改称される。また、敗戦によって、東京帝国大学が消滅したのは1947年である。だから、「東京帝國大學」は約60年、「帝大」マンホールに至っては約110年もの間、使われ続けているということになるのだ。

実際に、そんなに長い期間、使われ続けてきたのかはよく分からないが、表面の磨り減り具合を見るにかなりの年期が入っていることが分かる。マンホールの耐用年数は通常、長くても20年くらいらしいが、大学のキャンパス内という交通量の少ない場所だから、そんなに長い期間使われているのだろう。

最近のものと思われるマンホールは、「東京大学」とか書いていないものも多いので、昔は自己主張が強かったということなのだろうか。

東大内で、「帝國大學」なんて文字に出くわす機会はなかなかない。東大に来るときには、ぜひ足元にも注目して、歴史を感じてほしい。

*1:東大公認のホームページ。東京大学の紹介、学生の活躍、キャンパス情報等を、東大生の視点から発信している。http://www.ut-life.net