いろいろな人の志に触れるということ

おそらく、UT-Lifeで自分が執筆した最後になるであろう記事が10日ほど前に公開された。

それは、「東大な人」という東大に関係する面白い人を紹介するコーナーで、マサチューセッツ工科大学博士課程の小野雅裕さん (東大工学部卒)、ハーバード大学博士課程の山本裕一さん (東大経済学部卒)を取り上げた記事。タイトルは「海外大学院への留学という選択」。

昨年末に、東大で「アメリカ大学院 留学説明会」というイベントがあったのだけど、小野さんは海外の大学院に進むという道があることを多くの人に知ってほしいと思い、自分でこのイベントを企画したらしい。ひょんなきっかけで取材させてもらえることになって、留学説明会の前の時間をいただき、小野さんの友人の山本さんも来ていただき、お話を伺った。

インタビューの中では、留学の動機、留学後の苦労、アメリカの大学と日本の大学の違いなど、いろいろ語っていただいた。そのような話題に興味がある方は、ぜひとも読んで欲しい。

改めて感じることだが、自分と違う道を、大きな志を持って歩いている方の話を聞くのは本当に面白い。

UT-Lifeでは、他にも、チームラボ社長の猪子寿之さんビービット副社長の若林龍成さん博報堂の大屋貴史さんコーチングの本間正人さん高校の先輩でもありボーカリストの鈴木重子さん工学部広報室の内田麻理香さんの取材をさせてもらった。他にも、東大ドリームネットの関係では、たくさんの東大卒業生の方とお話する機会を持つことができた。皆さん、自分が知らない道を、大きな志を持って歩いていた。

大学生活というのは、自分が生きていく方向を見定める時期。その方向性は、友人、先輩、先生などなど、いろいろな人の生き方から影響を受け、だんだんと定まっていくもの。そんな時期に、普段の生活ではなかなか接点を持つことができない人に、UT-Lifeや東大ドリームネット(どちらも東京大学公認の団体)の名前を使ってお話する機会をたくさん持つことができたのは、本当に幸せなことだった。

卒業間近になって、すばらしい大学生活だったなぁとしみじみ思う。