指一本の執念が勝負を決める

指一本の執念が勝負を決める

指一本の執念が勝負を決める

産業再生機構、冨山和彦氏の著作。タイトルの通り、ともかく文章の端々で並々ならぬ気迫が感じられる。幾多の修羅場をくぐり抜けてきたであろう冨山氏だからこそ、言葉に重みがある。経営ってのは、根っこのところでは人間の本性というかどろどろしたい世界なのだなというのを再認識。

僕は、来年から、経営コンサルタントになる。企業再生の案件も多いファームだし、きっとエグい仕事なんだろうと想像しているんだけど、その分、どれだけ自分が成長できるのか楽しみである。

僕は、今までエリートコースを進んできた。今まで決定的な挫折というのはしたことがないと思う。若いうちに失敗しろというのはいろいろな人が書いているし、おそらくそうなのだろうなと思うのだけど、やっぱり失敗に対して臆病になっている自分がいる。

今後、どのような人生を歩んでいくか。本書にあった、ストレス耐性、人間への好奇心、普段の自己否定というのは、心の片隅においておきたい。