就職活動について思うこと

今日は、友達が主催している就職活動の勉強会@慶応義塾大学に内定者として参加してきた。

今日は、グループディスカッションの勉強会で、僕らはそれにフィードバックする役割だったのだが、感じたのは、自分も小手先の技術だけは鍛えられていたんだなぁということ。グループディスカッションって、結構抽象的な話題を、30分とか短い時間で考えるものだが、何となく抑えておくべきポイントみたいなものがあって、そういうテクニカルな面の指摘をきるようになってしまっていたのは何となく複雑な気持ちだった。

確かに、決められた時間の中で結論を導く力とか、そこで得たスキルが仕事とか学生生活に生きてくるということもあると思うんだけど、就職活動のためにそんなものを必死に勉強するのは何だか違うんじゃないかなという気がしていて、自分としては、テクニック的なことは避けてきたつもりなんだけどなー。

僕は、就職活動って、いかに素の自分を出せるかだと思っている。面接ウケしそうなネタってあるけど、面接官はプロな訳だから、変に自分を作っていっても分かっちゃうと思う。本心から出てきたことって、ぶれないと思うし、対策なんてせずに、いかに自分を語れるかなんじゃないかな。

就職活動の時期もどんどん早くなっていて、それもいかがなものかなという感じがしている。平均的には、内定が出てから入社までは1年くらいある訳で、そんなに長い時間あったら心変わりしたっておかしくない(自分は変わらないつもりだけど)。就職活動って、自分を見つめなおすいいきっかけにはなるけど、みんなが一緒に動き出さないといけないってことはないと思っていて、むしろ働きたくなったら、勝手に就職活動して、じゃ明日から働きますってのが本来あるべき姿なのではと思っている。

今日は、プロのキャリアコンサルタントの方も協力してくださっていたのだが、イベントが終わった後に居酒屋で話しながら、その方ご自身のキャリアについての考え方がおもしろかった。何年も先のことなんてよく分からないし、あまり長期スパンで考えずに、そのときどきを楽しみながら生きていくって感じのことだったのだけど、それってキャリアコンサルタントにお世話になりそうな人たちの考えと結構反していると思った。キャリアコンサルタントにお世話になる人は、キャリアを積み重ねることに興味があるんだろうから。

基本的には、自分もその方と同じようなことを考えていて、その瞬間に自分がいきいきとできることをやっていきたいと思っている。そのことは常に自分に問いかけながら生きていきたいと思う。今日はそんなことを思い直す、貴重な機会になった。