甲子園決勝観戦

夜行バスで大阪に出かけて、甲子園の決勝を観戦してきた。ずっと甲子園には行ってみたかったのだけど、初めての甲子園観戦である。

朝8時半くらいに甲子園に到着し、しばらく並んでチケットゲット。広島代表広陵高校側のベンチすぐ脇の前から2列目という非常にいいポジションで席を確保。

12時くらいに観客席は超満員になり、スタンドは圧倒的な熱気に包まれていた。空には雲ひとつなく、まさに野球日和という感じ。

そして、いよいよ試合開始。

試合は、序盤に広陵が得点を取り、エースの力投もあり、終始広陵ペースで進んだ。佐賀北はヒットは打たれるものの、何とか粘ってくらいつく。

7回表に広陵が2点を入れ、4-0となったときには、もう決まったかなという感じがしていた。しかし、8回裏にドラマが待っていた。1アウト満塁から押し出しデットボール、満塁ホームランが飛び出して、一気に逆転。まさか、こんな展開があるとは。佐賀北の監督インタビューにあったが、広陵のピッチャーも調子がいいし、7回表に2点が入って、「勝ち負けではなく、ともかく高校野球の3年間をぶつけろ」と言って、送りだしたらしい。熱い思いがこもった攻撃だったんだろう。

また、7回裏からの佐賀北の応援は本当にすごくて、あれには本当に鳥肌が立った。今まで甲子園で一勝もしたことのない公立校が勝ち上がって、本当に地元を挙げて応援しているというか、そういういろいろな人の思いが選手たちを後押ししたのかもしれない。

僕は広陵側に座っていたので、負けてがっくりという感じだったけど、壮絶な試合を見せた選手たちに「胸を張れ」とか「泣くな」とか、声が飛び交って、それもまた感動的だった。

今日の甲子園は間違いなく日本一熱い空間だった。そんな空間に居合わせることができて、本当にいい思い出になった。

僕も彼らに負けないくらい、熱い日々を過ごしていけるよう、毎日を真剣に過ごしていきたい。