東大生を家庭教師にした方がいい場合

東大生を家庭教師にしないでください - Thirのはてな日記

僕も家庭教師・塾講師の経験があるので、この人の言わんとしていることは分かる。

でも、大雑把に分けて、飲み込みが遅い生徒と早い生徒では、必要としている教師のタイプが違っていて、東大生を家庭教師にした方がいい場合もあると思う。

まず、飲み込みが遅い生徒の場合。3年ほど前に個別指導の塾講師をやっていたときには、自分が感覚的に理解してしまっている基本的なところでつまずいていしまう生徒には、どのように説明したらいいか分からなくて、困った。

たぶん、そのような生徒に教える場合、教師の熟練度が関わってくると思う。たくさんの生徒を指導した経験から、その生徒がどこでつまずいているのか理解し、その生徒のようなタイプにはどのように教えるのがよいのか判断する必要がある。

その教科がそんなに得意でなかった先生の方が、その生徒の視点に立ったアドバイスをできるということもあるかもしれない。ただ、どれだけ辛抱強いかとか、性格に依存するところも大きいかもしれない。

逆に、飲み込みが早い生徒の場合。

基本的なところは理解できている生徒が持ってくる難しい問題に対して瞬時に答えが出せるかとか、瞬発力が重要になってくるような気がする。僕が高校生のときに信頼していた先生は、僕が解けない問題をいきなり持っていっても、あっさり解説してくれる先生だった。

そのような生徒に対しては、家庭教師経験の浅い東大生でも力を発揮することができると思う。

生徒の方が先生より頭がいいって場合もある訳で、そういう先生はいくら経験豊富でも生徒の心を捕まえることはできない。自分が解ける問題を、先生が悩んでいたら、なめられてしまう。あの先生は頭がいいと思わせることができるかどうかが、重要である。

あとは、東大生が自分の受験体験や大学生活の話をすることによって、生徒をやる気にさせることができるというメリットも大きいだろう。

ということで、生徒がどんなタイプか考えてから、家庭教師を頼むのがよいのではないでしょうか。