いろいろと解明されている今だからこそ、人生面白いかもしれない

20くらいまでは無限の可能性があると思ってたのですが
現実を知ったら、もうほとんどのことは解明され
ちゃってて、先人に学んでルーチンを
繰り返すしかないんだなと気づきました。
これからどうすればいいんでしょうか
教えてください人生の先輩方

人生面白くないよ

僕も、まだ24歳だけど、一言。

僕は、学部生のときに機械工学を専攻していたのだけど、最初は、数学や、機械力学・熱力学・流体力学・材料力学のいわゆる四力などを教えられる。一つ一つが歴史の長い学問で、覚えないといけないことも膨大で、こりゃ大変だなと思っていた。

いろいろな法則や公式があったけど、それらを発見したのは、歴史上の超天才の皆様だったりする。例えば、数学者のオイラーは、30歳くらいのときに右目を失明、後には左目も失明して全盲になったにも関わらず、ペースを落とすことなく論文や著書を発表し続け、一生のうちに500以上の書物および論文を出版した。1年平均800ページという、並の数学者の一生分以上を毎年書きまくっていた計算になるらしい。そんな超天才たちが築きあげてきた理論体系を前にして、一体、自分が勉強する意味とはなんだろうと思ってしまうのも理解できる。

では、昔の世界に生まれていた方がいろいろと分からないことが多くて、よかったのかというとそうではないと思う。

中学生くらいのときに聞いた話で、情報としては不確かなのだけど、古代エジプト文明時代の最先端の知識というのは、現代の中学生レベルだったとか。偉大な先人たちが、ちょっとずつ未知のことを解明してくれたおかげで、今がある。

僕たちは、偉大な先人には敵わないかもしれないけれど、そんな先人たちが苦労して考えてくれた知識を大学生の分際で学ぶことができ、それに自分の考えを付け足して、新しいものを生み出すことができる。僕たちは、そんな人たちが作った公式をちょっと拝借して、その人の時代にはなかったような付加価値を生み出すことができるんだ。

iPodだって、YouTubeだって、科学的に見ればすごい発明ではないかもしれないけど、昔から蓄積されてきた科学をどのように使うか考えるだけでも、膨大な可能性がある。まだ解明されてない超難問に挑んでいくのもありだと思うが、偉大な先人たちの知恵を拝借して、そこから何かを生み出すという生き方も面白いと思う。